中型免許か大型免許があれば中型トラックを運転できる

中型トラックは最大積載量が4トン前後、総重量が8トン程度の車両を指します。2017年3月12日から施行されている現行の運転免許制度では、中型トラックを運転できるようにするためには「中型一種免許」か「大型一種免許」のいずれかが必要です。中型トラックドライバーの求人情報には、これらのうちのいずれかの免許を持っていることが応募資格に含まれていることが多いので確認してみましょう。

なお、現在の制度に改正されるとともに準中型自動車免許が新設されましたが、この免許では中型トラックを運転することはできません。準中型免許で運転できるのは、車両総重量7.5トン未満で最大積載量4.5トン未満の車両であり、中型トラックは積載量については条件を満たしますが、総重量は条件を満たさないからです。

免許を取得するために満たすべき条件

中型トラックドライバーの仕事に就くために中型一種免許を取得するためには、満20歳以上であり、普通・準中型・大型特殊のうちの1つ以上の免許を取得済みで、免許停止期間を除いた運転経験が2年以上となっていなければなりません。身体に関する条件も設けられており、片目の視力がどちらも0.5以上で両眼の視力が0.8以上であり、深視力検査における誤差の平均が2cm以下であること、信号機の3つの色を識別できること、10mの距離で90デジベルの警音器の音を聞き取れることが条件となります。

一方、大型一種免許は、先に普通・準中型・大型特殊・中型の4種類の免許のうち、どれかを所有済みであることが要件となります。身体的な要件については中型免許と変わりませんが、年齢が満21歳以上となっており、運転経験期間が3年以上と少し長くなっています。

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